2011-01-01から1年間の記事一覧

Rでfor文は使うべきでないか? (R Advent Calendar 2011)

R

この記事はR Advent Calendar 2011 (http://atnd.org/events/22039)への参加記事です。 Rではよく「for文は使うべきでない」と言われます。forではなく、ベクトル単位での処理として記述したり、lapplyやapplyなどのベクトル・行列に対するmap系関数を使うべ…

非線形連続フィルタリング問題と経路積分

クローズドでやっているアカデミック寄りの勉強会で発表しました。 マニアックな内容なので自分用の記録ということで…。 個人的に興味があって少し調べたりしていた経路積分を応用した各種手法に関するものです。 昔からある非線形連続フィルタの問題(線形…

Haskellで蟻本を解く1

最近Haskellを勉強していて、練習がてら、蟻本こと「プログラミングコンテストチャレンジブック」の問題をできるだけ解いてみようと思います。 最初は練習問題の n本の棒から周長が最大となる三角形を作るという問題。これをO(nlogn)で解くにはどうしたらい…

homebrewからopencvの最新版(2.3.1)をインストールする

そのうち必要なくなるとは思いますが、現在のhomebrewのデフォルトではopencvのformulaは2.2をインストールするように記述されているため、最新版を入れるためには少々作業が必要でした。 2.3以降を入れる大きなメリットとして、新しいpythonバインディングc…

pythonでパーティクルフィルタによる物体トラッキング

Tokyo.SciPyという勉強会に参加するので、pythonの練習に最近少し勉強しているコンピュータビジョン関連のアルゴリズムを実装してみました。 パーティクルフィルタによる物体トラッキングです。OpenCVを用いてカメラからキャプチャした画像の色情報を使い、…

多変量対数正規分布の計算 (basic statistics of multivariate lognormal distribution)

多変量正規分布については色々な解説がありますが、多変量対数正規分布についての結果が知りたいと思ったら意外と(英語でも)解説が見つからなかったので、仕方なく自分で計算しました。メモ代わりにまとめておきます。Basic statistics(means and (co)varian…

Tokyo.R #14で発表しました

気がついたら結構参加回数を重ねていたTokyo.Rにて、プレッシャーに耐え切れなくなり発表することになりました。 isomapという多様体学習の手法が使いたくて実装したので、それの周りについての発表としました。先日の多次元尺度構成法もこの手法の一部とし…

多次元尺度構成法イントロダクション

ちょっと多次元尺度構成法について理解する必要があったので簡単なまとめです。多次元尺度構成法とは、多数の多次元点間の距離データのみが与えられたときに、その距離を再現するような空間(座標系)を逆算する手法です。(多次元)座標値が与えられれば距離は…

Rcppを使うときのメモ

R C++

Rcppを使おうとして苦戦したのでメモ Rcppのインストール R上で install.packages("Rcpp")すればOK C++側から読み込むヘッダファイル(Rcpp.h)の設定 C:\Program Files\R\R-2.13.0\includeなどにあるので、パスを張るなりg++等のインクルードディレクトリに追…

R 2.13.0についてのポストを一部翻訳してみた

R

via http://dirk.eddelbuettel.com/blog/2011/04/12/#the_new_r_compiler_package 意味が通ってない気がするところは後で直すかもしれません。すみません。 2011年4月11日 新しいR2.13.0のcompilerパッケージについての最初の実験 R 2.13.0が明日リリースさ…

多変量データの関係を何となく見る方法

多変量のデータがどんな関係を持っているか分からないとき、まずは生データを観察することで何となくデータの傾向が見えてくることがあります。いきなり主成分分析だとかをやってもよく分からないという場合は、統計処理をする前にデータ自体を眺めることで…